ニキビ治療に皮膚科で処方される薬の種類
2016/09/03
ニキビ治療薬の種類
ニキビ治療のため皮膚科を受診すると本当にたくさんの薬の種類があることに驚くかもしれません。
例えば非炎症性のニキビに効果的なディフェリンゲルとか、抗生物質で炎症性・化膿性のニキビに効果が期待できるダラシン・ゲンタシン・アクアチム・ゲンタマイシンなどがあります。
それに2015年の4月1日から保険適用内で処方が開始された新薬「ベピオゲル2.5%」も忘れてはいけません。
赤み・腫れ・乾燥・紅斑・刺激感・かゆみなどのちょっとした副作用の症状が色々とありますが、欧米のニキビ治療では一般的な「過酸化ベンゾイル」と呼ばれる成分が含まれていて、とても効果を期待されています。
ニキビ治療におすすめの薬
炎症を起こしたニキビに使うオススメの外用薬をどれか一つを選べと言われたら、私ならベピオゲル2.5%を処方してもらいます。
(ベピオゲル2.5%の主成分である過酸化ベンゾイルは海外のプロアクティブに含まれているということも話題になりましたね。こういう話を聞くとさらに期待してしまいます。)
べピオゲル2.5%であればアクアチムやダラシンといった抗生物質と違って、使えば使うほど耐性がつく心配もありません。
強力な薬なので肌への負担はかかるかもしれませんが、副作用さえ出なければ治療が長引いてしまった場合でも比較的安心して使い続けることが出来る処方薬だと思います。
漢方薬で体の内側からも
さらに内服薬である漢方薬なんかも含めると、本当に覚えきれないくらいの治療薬があります。
十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)が一番代表的ですね。他にも清上防風湯(セイジョウボウフウトウ)・桂枝茯苓丸加薏苡仁(ケイシブクリョウガンカヨクイニン)・荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ)などの漢方薬がニキビ治療に使われています。
個人的な体感としては、やはり自己流で市販薬を選ぶよりは皮膚科で処方してもらえる治療薬の方が効果があります。しっかりと治療薬について解説してくれて、症状や治療の経過に合わせて効果的な薬を処方してくれる皮膚科を見つけ、確実にニキビの改善につなげていきたいですね。
肌に合ったスキンケア化粧品でニキビ予防を行いつつ、症状に合った処方薬を使ってニキビを治していくことで、効果的なニキビ治療を実現していくことが出来ます。
薬だけではなくスキンケアに使う化粧品選びの方も忘れずに定期的に見直しを行っていきたいですね。肌に合わないものを使っても意味がないどろこか悪化してしまうのは、薬・化粧品の双方のニキビケアで怖いところですもんね。